学長挨拶

宮崎県立看護大学学長  瀬口 チホ

学長 看護は人間がより健康的に生きるのを援助する仕事です。看護の仕事は自分自身を映し出します。自分の目や手を使って、直接に人々と接するからです。近代看護の創始者ナイチンゲールは「すべての幼児、すべての人たちが健康への最善の機会を与えられるような方法、すべての病人が回復への最善の機会を与えられるような方法が学習され実践されるように!」と願い、人々に三重の関心を注ぐように教えています。三重の関心とは、人々の健康状態を理性的に把握することと、その状態にある人の感情に人間的な関心を重ねることによって、技術的・実践的な関心が定まり、自分の行為を看護することができるというものです。
本学は、ナイチンゲールの理念を継承して、“看護とは何か”を学問的に説いた教育内容を、体系的に示したカリキュラムを創出しています。本学では、看護実践能力を修得しながら、看護学を発展していく能力をも一から学んでいくことができるのです。そして豊かな人間性を養い、その人らしくより健康的に生きることができる看護をめざし、友と語らい・共に学び、先輩、教員と対話しつつ看護を学ぶ環境も整っています。より良い看護をめざして経験を積み、問題意識が定まった時には、さらなる研鑽を積むための大学院が準備されています。
皆さんも、“人間らしくより健康的に生きるということはどういうことか”という問いをもって、人間の持てる力を実感しながら、人々の健康に寄与しつつ生きる実力をつけたいと思いませんか。多くの熱意のある人のチャレンジを期待しています。