概要
アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)
本研究科は看護学領域における基礎理論及び応用理論について広い視野に立って教授し、看護職固有の専門性を追究しつつ人々の健康支援に有用な活動を展開し得る人材を育成することを目的としている。そのため、看護の専門的知識、実践力、研究能力を自ら発展させる意志を有する人材を求めている。
〈博士前期課程:研究コース〉
- 看護実践上の問題意識を看護の質的向上につなげる研究能力を修得する意志を有する人
- 幅広い基礎学力を有し、かつ、希望する専攻分野の基礎知識を有する人
- 自己の看護実践能力が社会的に育まれてきたことを自覚し、社会貢献につなげる意志を有する人
〈博士前期課程:実践者養成コース〉
- 看護学及び看護の基礎科学の基盤を有し、他者への関心と優れたコミュニケーション能力、高度な実践能力を身に付けようとする意志と探究心をもつ人
- 地域社会の現状やシステムに興味を持ち、さまざまな課題を科学的根拠及び知識や理論を活用し論理的に思考しようとする人
- 人々の尊厳が保たれ人々が望む地域社会の実現を住民や関係者と目指し、将来保健師のリーダーとなる意欲がある人
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施の方針)
本研究科は、地域に根ざした看護を活性化しより良い看護を創出するために、看護学の深まりとひろがりを追究しつつ、人々の健康支援に有用な活動を展開し得る看護専門職者の育成を目指し、以下の方針に基づいて教育課程を編成している。
博士前期課程の共通科目は、専門科目に関連して教育研究の土台を固め視野を広げるための共通科目と位置付けているが、その中の「看護理論」「看護学研究方法論」及び「看護倫理」の3科目については、看護学を追究するために必要な科目として必修とする。
〈博士前期課程:研究コース〉
研究コースの科目は、超高齢社会における保健・医療・福祉分野において、看護職固有の専門性を理論的、実践的に展開していくための実力を高める基礎看護学分野、及び看護実践上の諸問題の実態把握や構造分析を通して指導的看護職者としての実力を高める応用看護学分野をおく。
特別研究では、フィールドの選定・必要な手続き等を指導教員の指導を受け研究活動に入り、定期的に指導を受け、修士論文を作成する。その過程においては複数の教員から指導を受けることができる体制をおく。
〈博士前期課程:実践者養成コース〉
実践者養成コースの科目は、専門科目Ⅰ、専門科目Ⅱ、研究コースと共通の共通科目の3領域で構成する。専門科目Ⅰは、保健師養成の指定規則に示されている教育内容の科目群とし、「地域診断論」「看護政策論」等をおき大学院レベルの内容に充実させる。専門科目Ⅱには、公衆衛生看護学の基盤を強化する「公衆衛生学特論」や自己の関わりや地域の変化等を評価する「基礎実習Ⅲ(継続支援実習)」「発展実習Ⅱ(公衆衛生看護管理・健康危機管理実習)」等を置き、実践力の強化を図る。実践研究では、地域の課題から研究課題を抽出し研究に取り組み論文を完成させる。共通科目には、看護研究や論文作成に必要な科目に加え、地域社会全体の構造を捉える「疫学・保健統計学特論」と「行政・組織論」「社会調査法演習」の社会科学系の科目をおく。
ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)
博士前期・後期課程において、研究科の定める期間内で、履修規程に基づく修了所要単位数以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上、博士前期課程では修士論文、博士後期課程では博士論文の審査及び最終試験に合格した者に修了を認定する。かつ、以下の能力を身につけていることを学位授与の条件とする。これにより、看護学の発展のために新たな知を創造し、保健医療福祉への貢献と根拠のある実践力及び研究に対する探究心を身につけた看護実践者、教育者、研究者を育成する。
〈博士前期課程:研究コース〉
- 看護学の発展に寄与するための基礎的研究能力
- 看護実践、看護教育等に係る現象を多角的・多面的に分析できる論理的能力
- 看護の専門性を基盤に他職種と連携・協働する高度な看護実践能力
- 高い倫理観をもって看護実践や研究活動を遂行する能力
- 実践の場で優れたリーダーシップ及び指導力を発揮する能力
〈博士前期課程:実践者養成コース〉
- 住民や関係者と信頼関係を構築できるコミュニケーション能力及び協働する能力
- 社会情勢を見据えて量的・質的に地域診断する能力
- 地域で生活する個人・家族を多角的、多面的に捉え社会資源を活用して健康的な生活の継続を支援する能力
- 公衆衛生看護学の専門職として倫理観と使命観を持って、保健活動をPDCAサイクルに基づいて継続的に展開できるマネジメント能力
- 健康と生活の質の向上を目指した地域社会の実現に寄与する地域ケアシステムを構築する能力及び事業化・施策化する能力
- 公衆衛生看護固有の専門性を追究する基礎的研究能力
教育課程の概要
博士前期課程には、教育課程として研究コースは基礎看護学分野と応用看護学分野、実践者養成コースには、保健師養成分野があります。
〈研究コース〉
基礎看護学分野基礎看護学分野には、看護基礎教育において修得した看護実践能力の科学的な根拠についてさらに追究し、実践基盤を強化するとともに指導的役割を果たせる人材を育成するための授業科目を置きます。
基礎看護学の授業科目には、人々のニーズに応えるケアを提供するための理論的根拠や方法論を深め、看護問題の解決に有用な看護技術を開発できる人材を育成する基礎看護学、看護実践の向上につながる教育・指導方法の能力を育成するための看護学教育方法論、看護職者として他者と自己の安全を守る行動の根拠として、感染制御の観点から知識・技術を深める感染看護学、人と環境との関わりに着目しながら健康を維持増進させるための根拠ある看護実践をめざす健康増進看護学を置きます。
応用看護学分野には、看護実践の質的向上を図る上で重要な課題について追究する授業科目を置きます。まず、健康な人間形成に不可欠な家族を基盤にした、子どもが健やかに生まれ育まれるための看護・助産を追究する母子看護学・助産学、社会的自立を果たした人々が健康上の問題を抱えながらも日常生活をできるだけ自分のもてる力を生かせるような営みにしていくことに焦点をあてて、対象およびその家族らを支援する方法を追究する成人・老年看護学、健康社会づくりや、在宅療養支援、精神的援助を必要とする人々への自立支援において、看護職固有の機能を果たすための地域・精神看護学、個人、家族、集団に関する健康問題に対して、健康ニーズの把握からヘルスプロモーションの方法、実施、評価を行う公衆衛生看護学を置きます。
〈実践者養成コース〉
保健師養成分野保健師養成分野には、保健師養成所の指定規則に示されている教育内容を大学院レベルで行う科目群で構成される専門科目Ⅰと公衆衛生看護学の基盤を強化し、実践能力を充実させるための専門科目Ⅱで構成される実践公衆衛生看護学を置きます。
分野
〈研究コース〉
特別研究の研究領域
基礎看護学分野を専攻した場合、次の研究領域とする。
- 基礎看護学
- 感染看護・健康増進看護学
応用看護学分野を専攻した場合、次の研究領域とする。
- 母子看護学・助産学
- 成人・老年看護学
- 地域・精神看護学
- 公衆衛生看護学
〈実践者養成コース〉
保健師養成分野を専攻し、実践公衆衛生看護学領域とする。
履修基準
課程修了の要件
〈研究コース〉
2年以上在学し、30単位以上を取得し、かつ、必要な研究指導を受けたうえ、修士論文の審査を受け、最終試験に合格すること。必要な単位数は、大学院履修規程の別表にしたがって履修する。
〈実践者養成コース〉
2年以上在学し、61単位以上を取得し、かつ、必要な実践研究指導を受けたうえ、修士論文の審査を受け、最終試験に合格すること。必要な単位数は、大学院履修規程の別表にしたがって履修する。
開講科目
- 基礎看護学分野
- 応用看護学分野
- 保健師養成分野
- 共通科目
- 基礎看護学分野
- 応用看護学分野
- 保健師養成分野
- 共通科目
- 基礎看護学分野
- 応用看護学分野
- 保健師養成分野
- 共通科目
修士論文審査規準
〈研究コース〉
- 問題意識は看護学的か
- 問題意識から研究目的を定めるまでに十分吟味されているか
- 研究課題に即した十分なクリティークに基づいた文献検討が行われているか
- 研究目的に即した適切で信頼性のあるデータについて吟味されているか
- データ分析および解釈の信頼性・妥当性があるか
- 研究目的・方法・結果および考察が論理的に記述されているか
- 研究が倫理的配慮のもとに行われているか
- 得られた結果は、看護学上意味があるか
〈実践者養成コース〉
- 問題意識は自身の看護実践や関心・疑問を基にした公衆衛生看護に関するものであるか
- 問題意識から研究目的を定めるまでに吟味されているか
- 研究課題に即した文献検討が行われているか
- 論文は根拠に基づいた論理的な記述がなされているか
- 研究が倫理的配慮のもとに行われているか
- 得られた結果は、公衆衛生看護学において意味があるか
修士論文
令和5年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学
(基礎看護学) |
黒木 祐子 |
高齢慢性心不全患者の在宅療養生活を支える看護の視点 |
2024年3月 |
保健師養成 |
井出 勝也 |
宮崎県内小規模事業場におけるメンタルヘルス対策の現状 ~事業主・人事労務担当者への意識の調査から~ |
2024年3月 |
令和4年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
応用看護学
(公衆衛生看護学) |
原村 幸代 |
高齢者における運動教室への参加を継続する要因が参加率と健康関連QOLに与える影響について |
2023年3月 |
令和3年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学 |
木下 雅恵 |
咽頭全摘出術を受ける頭頸部がん患者の生活再構築過程の様相 |
2022年3月 |
応用看護学 |
西尾 仁美 |
A企業の管理監督者における役割ストレスの様相 |
2022年3月 |
応用看護学 |
原田 裕美 |
化学放射線療法を経験した頭頸部がん患者の食べることの意味づけ |
2022年3月 |
応用看護学 |
福永 美紀 |
熟練助産師が分娩期に介入する助産ケアのプロセスの特徴 |
2022年3月 |
令和2年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
応用看護学
(地域・精神看護学) |
池間 功一 |
精神科病院における退院支援に活かす精神科退院前訪問に関する研究 |
2021年3月 |
応用看護学 (母性看護学) |
田丸 喜代子 |
産褥早期のマイナートラブルの様相~身体的側面に焦点をあてて~ |
2021年3月 |
令和元年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
応用看護学
(成熟期看護学Ⅰ) |
上富 史子 |
3~5年目中堅看護師の術後せん妄状態にある患者に対する臨床判断の要素と構造 |
2020年3月 |
応用看護学 (地域・精神看護学) |
宮 ゆうこ | がん終末期高齢者の“その人らしさ”を支える訪問看護の特徴 | 2020年3月 |
基礎看護学 (看護技術学) |
日高 仙子 | 看護師のリフレクションを支援する師長の事例検討会の特徴 | 2020年3月 |
基礎看護学 (看護学教育方法論) |
間宮 みどり | 一般病棟において看取りにかかわる卒後1年目看護師の死生観の様相 | 2020年3月 |
平成30年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
応用看護学
(育児期ケア論) |
大河原真知子 | 医療型障害児入所施設に長期入所する子どもを持つ親の育児プロセス~親への半構成的面接内容の分析から~ | 2019年3月 |
基礎看護学 (看護技術学) |
西川 綾 | 緩和ケア病棟における事例検討会に参加した看護チームの成長過程 | 2019年3月 |
応用看護学 (育児期ケア論) |
五反田 奈々 |
医療的ケアを必要とする子どもの養育者が子育ての喜びを感じるプロセスと要因 | 2019年3月 |
平成29年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
看護技術学 | 溝口 友美 | 看護学実習において学生の看護観が深まる過程の特徴~成人看護学実習を通して~ | 2018年3月 |
看護技術学 | 伊尾喜 恵 | 基礎看護学実習において看護学生が患者像を描く過程の特徴 | 2018年3月 |
看護学教育方法論 | 武田 千穂 | 資格取得1年目感染管理認定看護師の役割遂行における成功体験の様相 | 2018年3月 |
地域看護学 | 丸山 加菜 | 地域医療に取り組む診療所に通院するコントロール良好な高齢糖尿病患者の特徴と病状コントロールに影響を及ぼす要因 | 2018年3月 |
育児期ケア論 | 長友 万里 | 医療的ケアが必要な子どもの在宅移行プロセスにおける母親の気持ちのゆれ | 2018年3月 |
治療期看護論 | 中村 公美惠 | 外来でのストーマ術前オリエンテーションにおける皮膚・排泄ケア認定看護師の看護実践がストーマリハビリテーションの進展にもたらす意味と実践上の指針 | 2018年3月 |
平成28年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
応用看護学 | 荒瀬 みえ | 中堅保健師のPDCAサイクルに基づく保健活動の力を高める指導の視点 -中堅保健師研修におけるコンサルタントの指導過程の分析から |
2017年3月 |
応用看護学 | 大野 理恵 | 男子学生が抱く母性看護学実習に対する困難感の変化の様相と影響する要因 | 2017年3月 |
平成27年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
応用看護学 | 黒木 三千代 | 分娩誘発を受ける産婦の産む力を引き出す看護実践上の指針 -自己の看護実践の分析を通して- |
2016年3月 |
応用看護学 | 中野 ゆかり | 母親が退院後も母乳育児を継続できるための看護者の関わり -出産直後から母乳育児が自律するまでの看護者の関わりの分析から |
2016年3月 |
平成26年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学 | 蔵満 美和子 | 卒後2年目看護師の看護実践の能力を高めるための指導方法 ~ 対象理解を深め必要な看護を見出し実践するために ~ |
2015年3月 |
応用看護学 | 椎葉 幸子 | がん患者の診療期における判断と意思決定を支援する看護実践上の指針 ~ 外科病棟における自己の看護実践の分析より ~ |
2015年3月 |
応用看護学 | 脇坂 幸江 | 就労中の2型糖尿病患者の生活調整を支える看護の視点 ~ コントロール不良状態が持続している通院患者への看護過程の分析 ~ |
2015年3月 |
応用看護学 | 木添 茂子 | 新任保健師の結核患者支援の向上に活かす熟練保健師の実践知 ~ 新任保健師と熟練保健師の患者支援の分析と比較から ~ |
2015年3月 |
応用看護学 | 塩月 ゆかり | 重度の障害を持つ児の個別性に合わせた生活援助を目指す看護チームの活性化 ~ 日常生活援助場面の動画を媒体とする相互学習過程の分析より ~ |
2015年3月 |
応用看護学 | 田中 千恵 | 対象者の行動変容を促すための特定保健指導実践者の指針 ~ 保健師の視点を元にしたアクションリサーチ ~ |
2015年3月 |
基礎看護学 | 原村 潤子 | 急性期病棟において治療期から終末期に移行していく患者へ緩和ケアを実践する医療チームの判断の特徴 | 2015年3月 |
基礎看護学 | 宮崎 友紀子 | 周辺症状が出現しているアルツハイマー型認知症患者への看護の視点 | 2015年3月 |
応用看護学 | 矢野 秀蔵 | 精神科において患者の看護の必要性と、継続した看護の方向性を見出した看護過程の分析 | 2015年3月 |
基礎看護学 | 矢野 智子 | 基礎看護実習における学生の身体内部構造の捉え方の特徴 ~ 看護実践につながった場面に焦点をあてて ~ |
2015年3月 |
応用看護学 | 吉田 幸代 | 看護学生が障がいを持つ子どもと関係を築き、 主体的に看護を行えるための実習指導上の指針 | 2015年3月 |
平成25年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
応用看護学 | 田代 郁代 | 小児病棟における患児・家族への個別性をふまえた看護実践上の指針 | 2014年3月 |
応用看護学 | 松岡 聡美 | NICUに入院する心臓病のこどもと母親をつなぐ看護実践上の指針 | 2014年3月 |
応用看護学 | 大木 郁美 | 頭頸部がん患者の退院後の生活の組立て直しへの支援における看護実践上の指針 | 2014年3月 |
応用看護学 | 森岡 弓恵 | 母乳育児をしている母親の自律を促す助産師の関わり | 2014年3月 |
応用看護学 | 長津 恵 | 思春期女性の「月経に対する認識と月経の経験」の様相とその変容プロセス | 2014年3月 |
平成24年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学 | 前田 慶太 | 患者が主体的に治療過程を歩めるように支える看護‐認識が定まらない状況の患者への看護過程を分析して‐ | 2013年3月 |
応用看護学 | 松脇 百合子 | 地域での生活に不安感を訴える精神障害者の認識が、前向きに変化するときの看護の視点‐精神科訪問看護における不安神経症患者との関わりを通して‐ | 2013年3月 |
基礎看護学 | 坂井 謙次 | 実習中に指導過程を自己評価するための指針‐基礎看護実習の振り返りにおける指導より‐ | 2013年3月 |
基礎看護学 | 日髙 真美子 | 患者と関わりながらより個別に迫る手段を選択していく看護者の判断過程 | 2013年3月 |
平成23年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学Ⅴ
(理論看護学) |
勝野 絵梨奈 | 学生の看護基本技術の修得過程の特徴-無菌操作に関する技術に焦点をあてて- | 2012年3月 |
応用看護学Ⅲ
(女性の健康支援論) |
佐々木 佳代 | 看護師が自己のわだかまりに気づき立場の変換ができるまでのプロセス-緊急帝王切開患者とのかかわりにおいて- | 2012年3月 |
応用看護学Ⅲ
(女性の健康支援論) |
長友 千晴 | 産婦が自己の「産む力」を認識し発揮できるための助産師の関わり-分娩期における自己の看護実践の分析- | 2012年3月 |
応用看護学Ⅳ
(慢性看護論) |
馬原 由梨 | 看護実践の行き詰まりを乗り越える理念の適用-治癒の限界を告げられ死を予感しながら生きる患者への関わりから- | 2012年3月 |
精神回復促進ケア論 | 阿久根 頌吾 | 情緒不安定性人格障害の患者が社会生活上の問題をうまく乗り越えていくために支え続ける看護の視点 | 2012年3月 |
クリティカル看護論 | 恒吉 さやこ | 死と向き合いながら困難な状況に陥っている患者・家族の持てる力が発揮されるための実践上の指針 | 2012年3月 |
平成22年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学Ⅱ
(看護技術学) |
後藤 道子 | 看護師のかかわりを患者の位置から評価するための実践的指針-自己の看護過程の分析を通して- | 2011年3月 |
基礎看護学Ⅲ
(看護学教育方法論) |
渡部 昌子 | 中堅看護師の看護観の発展を促すための指導指針 | 2011年3月 |
応用看護学Ⅳ
(治療期看護ケア論) |
原田 眞理 | 看護の専門性を貫く看護管理実践上の指針-病棟師長としての、自己の看護管理実践の分析を通して- | 2011年3月 |
平成21年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学Ⅱ
(看護技術学) |
磯野 静香 | 対象の全体像を描き続けるための視点-看護の不全感が残った看護過程の分析を通して- | 2010年3月 |
基礎看護学Ⅱ
(看護技術学) |
大野 綾 | 困難状況に陥っている婦人科がん患者を支える看護実践上の指針-気になりつつも関わりを模索していた患者への看護過程の分析より- | 2010年3月 |
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
中角 吉伸 | がん患者のセルフケア能力向上に向けた看護師の関わりの指針 | 2010年3月 |
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
山崎 美穂 | 母乳育児確立のためのセルフケア能力を高める看護に関する研究―母乳育児相談の場面から― | 2010年3月 |
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
壹岐さより | 育児不安・育児困難感をもつ母親の育児力を高める関わり-子育て支援の場における母親への関わりの分析- | 2010年3月 |
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
河野 義貴 | 患者のあり様に合わせて学生が患者に関わるための指導指針-死の転帰をとった肺癌患者を受け持った学生への指導過程の分析から- | 2010年3月 |
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
東松 ゆみ | 患者と共に生活を見直す実践における看護師の判断過程の分析-糖尿病教育入院患者の初回面接事例を通して- | 2010年3月 |
精神看護学 | 原 邦子 | 性同一性障害を伴う境界性人格障害患者が自立していくための看護の視点―感情のセルフコントロール力を高める関わりに焦点をあてて― | 2010年3月 |
家族看護学Ⅰ
(女性の健康と育児期ケア論) |
島津 千秋 | 予後不良の子どもを持つ両親を支える看護実践上の指針-看護者の認識に焦点をあてて- | 2010年3月 |
応用看護学Ⅴ
(患者・家族自助支援論) |
原口 有紀 | 脳血管疾患の患者と自宅での介護という課題に再挑戦する家族の力を引き出す看護 | 2010年3月 |
平成20年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学Ⅰ
(理論看護学) |
中澤 智加 | 核家族の子育てにおける対応困難状況に陥る母親の認識の特徴と解決に至るプロセス-乳児期初期に焦点をあてて- | 2009年3月 |
基礎看護学Ⅰ
(理論看護学) |
吹上 大祐 | 看護実践に理論を適用していく過程における看護者の認識の特徴 | 2009年3月 |
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
浪辺 博子 | 看護管理上の問題に対する看護管理者の判断過程の分析-看護師長の報告を通して- | 2009年3月 |
精神看護学 | 盛田 香織 | 一般就労という自立をめざす精神障がい者への看護の視点-小規模作業所通所者への看護実践を通して- | 2009年3月 |
地域看護学 | 蓮池 光人 | 地域での生活が困難とされた精神を病む患者と家族を支える地域看護実践上の指針-患者と家族との対立が激化していたが地域での生活が継続できた1事例との看護過程の分析を通して- | 2009年3月 |
家族看護学Ⅰ
(女性の健康と育児期ケア論) |
甲斐 鈴恵 | 小児看護における実習指導に関する研究-指導者の認識に焦点をあてて- | 2009年3月 |
家族看護学Ⅰ
(女性の健康と育児期ケア論) |
田中 優子 | 産婦の産む力を最大限に引き出す助産師の関わり-分娩第1期の産婦が胎児の存在を意識できるような働きかけの試み- | 2009年3月 |
平成19年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
小澤 かおり | 療養環境の調整により患児の健康状態の好転をみた病棟看護管理者の判断過程 | 2008年3月 |
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
末永久美子 | 5年一貫看護師養成課程専攻科における指導の方向性を探る-臨地実習における学生との関わりをとおして- | 2008年3月 |
基礎看護学Ⅴ
(感染看護学) |
安藤政子 | HIV感染拡大を防ぐための看護者の役割 | 2008年3月 |
基礎看護学Ⅴ
(感染看護学) |
田多良佳代 | 速乾性擦込式手指消毒薬による消毒前後の手指の黄色ブドウ球菌検出状況と鼻腔保菌・手荒れ・手指衛生の習慣との関係についての検討 | 2008年3月 |
精神看護学 | 福浦 善友 | 患者に変化・発展を与えた看護職者の認識の特徴一精神科急性期病棟における対人恐怖の症状を呈する-事例を通して- | 2008年3月 |
精神看護学 | 光永 憲香 | 患者への援助が困難になっている学生への指導とは-精神看護学実習による学生指導からの学び- | 2008年3月 |
家族看護学Ⅰ
(女性の健康と育児期ケア論) |
江口 千代 | 母と子の健康な生活を支援する産褥早期の看護に関する研究-母とその家族の認識に着目した看護実践の分析を通して- | 2008年3月 |
家族看護学Ⅰ
(女性の健康と育児期ケア論) |
錦織 浩子 | 妊産婦とその家族の認識と行動に変化を起こす助産師の援助とは-熟練助産師の看護過程の分析より- | 2008年3月 |
家族看護学Ⅱ
(成人期臨床看護論) |
松山 郁子 | 糖尿病性足病変患者のセルフコントロールを支える看護-急性増悪期の関わりより- | 2008年3月 |
平成18年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学Ⅰ
(理論看護学) |
猪狩 崇 | 自己の看護過程を分析して看護理論の再措定を試み理論の使い方の方法論的見地を探る-入院から在宅まで一貫して関わった事例を通して- | 2007年3月 |
基礎看護学Ⅰ
(理論看護学) |
河野 由貴 | 生物体の必要条件をおさえながら看護することの意義-対応困難な事例とのかかわりにおける看護者の認識の分析を通して- | 2007年3月 |
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
桑田 美紀 | 精神を病み長期入院を余儀なくされている患者に対する退院支援を行うための実践上の指針 | 2007年3月 |
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
徳留 直子 | 母乳育児の阻害要因とその支援の方向性-認識を基盤とした支援過程の分析から- | 2007年3月 |
精神看護学 | 岩井 眞弓 | 精神看護学実習における指導過程に関する研究-教員の認識と表現の特徴から得た指導指針- | 2007年3月 |
家族看護学Ⅰ
(女性の健康と育児ケア論) |
別府 和子 | 療育における看護の特殊性に関する研究-師長の立場からの分析- | 2007年3月 |
平成17年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学Ⅰ
(理論看護学) |
黒木 久美 | 新人看護師に対する指導の方向性-入職3か月間の指導過程の分析から- | 2006年3月 |
基礎看護学Ⅰ
(理論看護学) |
田原 誠 | 個別ケアの方向性を見いだすための実践的指針-一般的な看護ケアが通用しなかった患者への看護体験から- | 2006年3月 |
精神看護学 | 毛利 千祥 | 社会復帰施設に通所する精神障害者への看護のあり方に関する研究 | 2006年3月 |
家族看護学Ⅰ
(女性の健康と育児期ケア論) |
橋口奈穗美 | 産婦の緊張の緩和をはかる助産師の関わり-分娩期における自己の看護実践をとおして- | 2006年3月 |
家族看護学Ⅰ
(女性の健康と育児期ケア論) |
大脇 裕子 | 広汎性発達障害と診断された子どもの発達を促す看護-子どもが持てる力を発揮するよう関わった自己の実践から- | 2006年3月 |
家族看護学Ⅱ
(成人期臨床看護論) |
永田亜希子 | 看護過程における看護者としての認識の発展過程-患者像と立場の変換に焦点をあてて- | 2006年3月 |
家族看護学Ⅱ
(成人期臨床看護論) |
長内さゆり | 医療機関と訪問看護ステーションの連携におけるケアチームでの訪問看護師の役割 | 2006年3月 |
家族看護学Ⅲ
(晩年期ケア論) |
中武 良子 | 意思の伝達が困難な患者家族からの生活史聴取による患者像のひろがり | 2006年3月 |
家族看護学Ⅲ
(晩年期ケア論) |
山岡 深雪 | 慢性疼痛を持つ患者の自己調整力を支援する看護者に必要な能力 | 2006年3月 |
平成16年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学Ⅰ (理論看護学) |
植田 彩 | 初めて看護過程を展開する実習における指導者の認識の構造 | 2005年3月 |
基礎看護学Ⅰ (理論技術学) |
末吉 真紀子 | 初学者の看護過程展開における認識の特徴 | 2005年3月 |
基礎看護学Ⅲ (臨地実習指導論) |
稲田 夏希 | 看護学生の自己評価能力の育成に関する研究 | 2005年3月 |
基礎看護学Ⅳ (看護生涯学習論) |
今井 百合子 | 看護情報の電子化の可能性と限界-標準的な回復過程から逸脱した患者への個別ケアの分析を通して- | 2005年3月 |
基礎看護学Ⅳ (看護生涯学習論) |
海野 美津子 | 新卒看護者の自己評価能力の発展に関する研究 | 2005年3月 |
基礎看護学Ⅳ (看護生涯学習論) |
川元 裕子 | 状況が突然変化した患者・家族への看護過程における看護者の判断根拠の構造-救急病棟での自己の看護実践の分析を通して- | 2005年3月 |
基礎看護学Ⅳ (看護生涯学習論) |
諸江由紀子 | 看護師の経験がもたらす認識の発展過程に関する研究-対応困難とみなされている対象に関われるようになった自己の看護実践を通して- | 2005年3月 |
感染看護基礎学 | 有田伊津美 | 在宅療養高齢者における電動歯ブラシ、舌ブラシ、スポンジブラシを用いた口腔ケアシステムの効果の検討 | 2005年3月 |
家族看護学Ⅰ (女性の健康と育児ケア論) |
尾前ゆかり | 死産を体験した母親とその家族に関わる看護者の思考過程-自己の看護実践の分析を通して- | 2005年3月 |
家族看護学Ⅰ (女性の健康と育児ケア論) |
田中 史子 | 小児看護学実習の指導過程に関する研究-教員の認識の特徴から得た指導指針- | 2005年3月 |
地域看護学 | 任田 准子 | 終末期患者の家族による看取りを支える訪問看護師の認識の構造と実践上の指針 | 2005年3月 |
平成15年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学Ⅱ (看護技術学) |
邊木園 幸 | 無菌操作技術の修得過程に関する研究 | 2004年3月 |
基礎看護学Ⅱ (看護技術学) |
花井 節子 | 看護技術の修得過程における看護観の形成 | 2004年3月 |
基礎看護学Ⅲ (臨地実習指導論) |
岩崎 博子 | 学生の看護観の発展を促す指導に関する研究-授業に参加した観察者の認識に焦点をあてて- | 2004年3月 |
基礎看護学Ⅳ
(看護生涯学習論) |
黒田 君代 | 食の援助に関する看護師の認識の構造-大腿骨頚部骨折患者との関わりを通して- | 2004年3月 |
基礎看護学Ⅳ (看護生涯学習論) |
沼口 文枝 | 周手術期看護における看護職者の判断過程の構造と専門的能力 | 2004年3月 |
健康看護基礎学 | 安部浩太郎 | 同一体位保持が及ぼす身体機能及び自覚的訴えの変化について | 2004年3月 |
感染看護学 | 西森 千恵 | 黄色ブドウ球菌の手洗い前後の手指からの検出状況と鼻腔内保菌・手荒れとの関係について | 2004年3月 |
精神看護学 | 大杉 玲子 | 不安定な状況にいる患者のととのえにつながる看護実践上の指針-精神病院における看護実践の分析をとおして- | 2004年3月 |
地域看護学 | 松本 憲子 | 地域看護学実習における実習指導方法に関する研究-学生が”地域で生活する家族”として対象 把握できるための実習指導指針- | 2004年3月 |
平成14年度
研究領域 | 氏名 | 論文題目 | 学位授与年月 |
---|---|---|---|
基礎看護学Ⅰ (理論看護学) |
島川 直子 | 急性期にある患者への看護過程における看護職者の認識の構造-集中治療室での自己の看護実践の分析を通して- | 2003年3月 |
基礎看護学Ⅰ (理論看護学) |
中野 榮子 | 看護実践方法論に関する研究-「看護診断を用いる看護過程展開方法」と「科学的看護論による看護過程展開方法」との比較検討を通して- | 2003年3月 |
基礎看護学Ⅱ (看護技術学) |
津田 智子 | 看護技術修得の初期段階にある学生の指導過程に関する研究-学内演習の個別指導を通して- | 2003年3月 |
基礎看護学Ⅳ (生涯学習論) |
阿部 惠子 | 臨地実習における看護学生の専門知識活用に関する研究-「家族看護疾病論」担当の立場から- | 2003年3月 |
基礎看護学Ⅳ (生涯学習論) |
塩水 絹子 | 看護職者の認識の発展を促す指導に関する研究-対象への着眼点の相違に焦点をあてて- | 2003年3月 |
基基礎看護学Ⅳ (生涯学習論) |
中條 和子 | 新人ナースの成長過程の実証的研究-教育プログラムと看護体験との関連を分析して- | 2003年3月 |
基礎看護学Ⅳ (生涯学習論) |
中堀 千賀子 | 調整を担っている看護職者の認識の特徴-自己実践事例の分析を通して- | 2003年3月 |
健康看護基礎学 | 黒木 祐子 | 高齢者の坐位への変換が循環動態と自律神経活動に及ぼす影響 | 2003年3月 |
健康看護基礎学 | 二宮 麻里子 | 摂食後の尿中還元型ビタミンC量による食品中のビタミンC含有量の推定に関する研究 | 2003年3月 |
家族看護学 | 井上 尚美 | 第1子を持つ夫婦の親になるプロセス | 2003年3月 |
生活援助論 | 竹山 ゆみ子 | 意思表示が困難である高齢者の代行者となる家族の意思決定の過程-看護師である家族メンバーの「思い」を通して- | 2003年3月 |
生活援助論 | 野村 美千江 | 痴呆を病む妻とその配偶者が自力で生活を整える過程~訪問面接による語りの傾聴と観察からの理解~ | 2003年3月 |
精神看護論 | 及川 朋実 | 患者-看護師間のスムーズなコミュニケーションを促す実践的指針-自己の感情を意識的に認識して行った外科病棟での看護過程の分析から- | 2003年3月 |
地域看護論 | 瀬口 チホ | ALS患者を支えるネットワークの構造に関する研究-エキスパート保健師の支援過程の分析から- | 2003年3月 |