イベント「かんごとあーと」を開催しました
2023年2月11日土曜日に宮崎県立看護大学高木講堂において、平野かよ子学長主催、音楽家のきりんさん共催のイベント「かんごとあーと」を開催しました。
第1部は、3名の方から看護と音楽に関するテーマで話題提供がありました。
最初に、「音・音楽の力に支えられ」をテーマに、平野学長が、人の心が通じ合えた体験を音（和音）で表すこと、音楽は気持ち（こころ）を伝えられるものであると話され、ピアノの伴奏とともに詩の朗読をしました。
続いて、「看護と音楽」をテーマに、本学大学院生の井手勝也さんが、精神科病院での患者に対する音楽活動に看護師が同席する意味を報告しました。
最後に、「大学での生活と音楽」をテーマに、本学教員の小河一敏准教授が、本学の愛唱歌「碧いつばさ」にまつわる教員と学生の思いについて語りました。
第2部は、「愛が消えると言うこと、生きると言うこと」をテーマにとして、きりんさんの語りと歌と映像が一体化して現わされたひとときでした。
参加者からは、「これまでの患者さんとの時間を改めて見つめなおす時間となった」「家族の思いを改めて見つめなおす機会となった。優しく接したいと思った」「ただ伝えるよりも、音楽や音があるだけで、感情に働きかけ思いが強まることを感じた」「私自身も一つの音だとしたら、他の仲間であったり支援者だったり、共に違う音を重ね合わせて、それが幸せな音色を奏でる音楽のようであると感じた」などの感想がありました。それぞれの看護やご家族との関わりを振り返り、これからの看護を改めて考える貴重なひとときとなりました。音楽の力を借りた看護の在り方を追求したいと再確認しました。
