大学からのお知らせ

『地域医療を支える看護学生スタートアップ講座』を開催しました

2023年02月13日

12月23日に、令和5年度学校推薦型選抜(地域推薦)試験の合格者と保護者、および地域推薦入学在学生、卒業生、市町村担当者、本学教員が一堂に会し、『地域医療を支える看護学生スタートアップ講座』を開催しました。

本学では、看護職者の確保に特別の対策が必要な市町村との連携のもと、推薦を受けた地域の看護職に就き地域住民の健康を担い、将来リーダー的役割を果たすことができる優れた看護職者の育成と確保を目指すことを目的に学校推薦型選抜(地域推薦)制度を導入しています。当該試験合格者と保護者が4年間の学生生活がイメージでき、不安なく学生生活がスタートできるとともに、市町村担当者や先輩たちとのネットワーク構築のきっかけとなるように本講座を実施いたしました。

当日は59名(合格者及び保護者10名、在学生19名、市町村担当者9名、教員21名)が参加し、「卒業生の活動報告」「在校生の入学前課題報告」「市町村担当者との意見交換会」「学生交流会」「三者面談」を行いました。
卒業生の活動報告では地域医療と新人看護師としての学びが報告され、合格者から「実際に地域で働いている方々からお話を聞くことができて、地域で働く実感が湧いた。」という感想や、在学生から「大学で学んだことが重要であると感じた。大学で学んだことを大切に看護していきたい。」や「求められる医療や地域住民の声を聴くことの大切さを感じた。実習でも大切にしながら取り組んでいきたい。」 といった感想が聞かれました。
また、1年生から入学前課題「推薦市町村の地域の特性について把握しよう」が報告され、在学生から「自分の推薦地域以外の地域のことを知ることができたことで、自分の地域のことについてより考えられるようになり、自分の地域の良さにも気づくことができた。」との感想がありました。その後、学生・市町村担当者・教員での三者面談や交流会を行ったところ、市町村担当者から「学生の皆さんの地域に貢献したいという思いが叶うように努めてまいります。」という感想や、合格者から「不安がなくなった。」という感想、在学生から「在校生や新入生と交流することで意見交換や仲を深めることができた。」という感想がありました。

次年度も同時期に開催を予定しており、今後も市町村との連携をとり、学生へのより良い支援を継続的に行っていきます。