各プログラム紹介

短期海外派遣奨学金プログラム

チェンマイ(タイ)研修プログラム

本学学生が、異なる生活文化の体験、異なる文化的背景を持つ方々との交流を通して、国際的な視野を身につけ、国内では得られない学びの機会を得、将来の看護職者として成長する糧となることを目的とした短期研修プログラムの一つとして、チェンマイ研修プログラムが企画されています。

本プログラムは、毎年8月中旬から約10日間、本学と学術・教育交流協定を結ぶタイのチェンマイ大学看護学部において、施設見学、演習体験、学生交流、学生生活体験を行っています。定員は10名程度です。

令和元年度には、8名(うち指導教員1名)が参加しました。本学はチェンマイ大学からの短期交換留学受入プログラムも行っていることから、チェンマイ国際空港へ到着すると以前に本学に短期留学していた学生さんたちが出迎えてくれ、学生たちは久しぶりの再会を喜んでいました。

チェンマイ大学のキャンパス内では、チェンマイ大学の歴史や概要、カリキュラム、タイの医療の現状や看護教育に関する講義を受け、お互いの国の医療システムや看護教育、学生生活の共通性や違いをディスカッションしました。本学学生は、日本の文化や医療、カリキュラムや学生生活などについてプレゼンテーションを行い、チェンマイ大学の教員・学生の方々との交流を深めました。大学交流最終日には、本プログラムの修了式が行われました。

意見交換会
意見交換会
看護学部実習室での講義
看護学部実習室での講義
病院見学
病院見学

チェンマイ近郊の病院や施設などを訪問させていただきました。実際にタイの看護師が働いている現場を見学し、意見交換を行いました。
チェンマイの寺院や歴史博物館を訪ねました。タイの文化や価値観を知る機会となり、これまでの学びと重ね合わせて、タイの人々の文化や生活についての理解を深めました。

伝統治療で使用される植物
伝統治療で使用される植物
メーサーエレファントキャンプ
メーサーエレファントキャンプ

韓国研修プログラム

4年ぶりに再開した「看護大生のための短期海外研修プログラム」の1つである韓国研修プログラムが、2023年8月30日より8日間の日程で催行され、学生10名(1年生2名、3年生2名、4年生6名)、教員1名が参加しました。交流大学である朝鮮看護大学(光州)とは、コロナ禍においてもオンライン交流を毎年続けてきましたが、ようやく対面での交流ができました。

参加学生たちは、研修前学習として、研修中の安全・健康管理のための講義を聴いたり、大学・宮崎を紹介するプレゼンテーションや交流する方々への質問などの準備を行ったりしました。また、「学生企画の日」の準備として、グループ別に学びのテーマを設定し、計画を立てました。

現地での研修日程

8月30日(1日目)

福岡空港集合-仁川空港
空港鉄道でソウル駅に到着後、KTX(新幹線)で光州市へ
ゲストハウスに到着(22時)後、翌日のプレゼンテーションに向け、リハーサルと練習


8月31日(2日目)

AM 光州市の歴史について学ぶ、国立アジア文化殿堂見学
PM 朝鮮看護大学施設見学及び交流会・グループ交流
夜 大学外でのグループ別学生交流


9月1日(3日目)

AM 朝鮮大学病院見学
PM 朝鮮看護大学学生企画グループ別学習「光州の歴史・文化に触れる」
夕食後、学生交流(24時まで)


9月2日(4日目)

KTXで光州からソウル市へ 「首都と地方都市の生活環境を比較する」


9月3日(5日目)

ソウルで学生企画研修(グループ別テーマ学習)


9月4日(6日目)

ソウルで学生企画研修(グループ別テーマ学習)


9月5日(7日目)

「南北朝鮮の歴史を理解する」DMZ・第3トンネルツアーに参加


9月6日(8日目)

仁川空港-福岡空港 解散

1 光州・朝鮮看護大学での研修活動

朝鮮看護大学では、看護技術演習、助産演習、コロナ禍で積極的に活用された訪問看護演習でのVRシステムを体験しました。

VRを活用した訪問看護演習
VRを活用した訪問看護演習
助産シミュレーション演習
助産シミュレーション演習
基礎看護技術シミュレーション演習
基礎看護技術シミュレーション演習

 

学生交流では、4つのグループに分かれ、それぞれの大学紹介プレゼンテーション、グループディスカッションを行いました。また、朝鮮看護大学の学生さん達が考えた「韓国の文化を学ぶ」プランをもとに、グループ別研修を行いました。韓国語、英語、日本語をまぜながら、それぞれ積極的にコミュニケーションをとっており、伝え合うことの喜び、文化の違いや共通点などを感じていました。また、韓国の学生さん達が、この日のために一生懸命準備していてくれたことが本学学生に伝わり、感激した様子でした。

学生の記録より

  • 生まれ育った環境は違うけど、同じ1人の女性、看護学生として共感できる部分がたくさんあり、完璧に言語が通じ合えなくても互いに学び合いながら交流できた。Onlineではなく直接会って話すことの楽しさ、面白さ、大切さを学んだ。
  • 韓国の学生に、韓国の歴史や政治(韓国の大統領についてどう思っているか)を教えてもらった。日本の学生より、自分の国に関心がある人が多いのかなと思った。
大学紹介プレゼンテーション
大学紹介プレゼンテーション
グループ交流の様子
グループ交流の様子

 

実習病院である朝鮮大学病院の見学では、救急(ER)、集中治療室(ICU)、一般外科を見学し、AIを搭載したMRI、新型コロナウイルス病棟の一部(展示・見学スペース)、健康増進センター(健診、人間ドッグなどができる)などを見せていただきました。学生達は、見学しながら日本の病院環境との違いに驚いたりしていました。

大学病院見学の様子

2 ソウルでの研修活動

南北朝鮮の歴史と現在を理解するため、南北軍事分界線から南北それぞれ2kmの非武装地帯(DMZ)と、第3トンネル(北朝鮮が韓国を侵攻する目的で作ったトンネルのひとつ)の見学ツアーに参加しました。

また、2日間は「学生企画研修」とし、事前にグループ別に立てた「観察・学びのテーマ」に沿った計画に基づいて活動しました(テーマ例:歴史に触れる/若者が行き交う場所の雰囲気を知る/現地の人とのコミュニケーションを図る/韓国の街並みや交通事情について観察する/施設や市場に行き、韓国の文化を体験して日本との違いや歴史を学ぶ/食文化を知る)。それぞれの活動を通して、様々な視点からの気づきが生まれていました。

学生の記録より

  • コルギ(骨気)体験をした。人体の構造をとてもよく理解してるなと思った。リンパの流れやツボ、骨などの形状に合わせて行っていた。思っていたよりも痛くなくて、とてもすっきりした。日本にはない体験だったためとてもよい経験になった。
  • 救急車が来ても、他の車はゆずらない。日本では、ゆずらない車が少ない、ほぼいないため驚いた。救急車に対する認識、意識が日本と大きく異なると思った。
  • 韓国のコンビニには、日本ほどジュースの種類がなかった。韓国はカフェが多く、コーヒーを飲む人が多いからなのかなと思った。ジュースは少なく、水の数が多かった。
  • 江南の太い通りのひとつ横の通りを歩いていると、たばこを吸っている人が沢山いた。少し歩けば違う集団が道の端から端までいた。日本では(宮崎では)そのような光景をあまり見たことがないので驚いた。たばこが一般的な嗜好品で、綺麗なパッケージも日本と似ているが、たばこが縦の繋がりを保つ場であることが、韓国の特徴だと思った。
  • 明洞屋台でおでんを食べたらとてもからかった。見た目は日本と変わらないので驚いた。反対に韓国の人が日本のおでんを食べても驚くのかなと思った。
  • 韓国の町を歩いていると、宮崎よりマスクを着けている人がはるかに少なかった。日本にいると、海外ではもうマスクを外している人が多いというニュースを見て、驚いたけど、韓国に来ると、抵抗感なくマスクを外せるので、周囲の環境は価値観に大きな影響を与えるのだなと思いました。
  • 電車内で、付せんを貼ってまわっている人を見た。内容を翻訳してみると、”家賃をふりこんでほしい”というような内容だった。観光客だけ、不思議そうにみていた。韓国ではよくあることなのかな?と思った。韓国での生活保護について気になった。
  • 日本では授乳室は女性専用であることが多いが、韓国での授乳室には、「男女共用」と書いてあった。『韓国・旦那・育児』と調べても、特別な記事はあまり出てこず、実際はどうなのか、気になった。韓国の男女間の文化が、日本と少し違うことや、育児を支える環境に男性がいることが普通であることは繋がりがあると思えた。

 

なんとか無事に終えた4年ぶりの韓国研修は、直行便の廃止、円安、燃油高騰などの影響で、学生にとっては参加費用が上がってしまい、負担軽減のためいくつかの活動を断念しました。韓国-宮崎の直行便が再開し、円安状況が改善すれば、今回断念した内容を少しずつ戻していきたいと思います。

サンノゼ(米国カリフォルニア州)研修プログラム

令和6年3月9日(土曜日)~3月21日(木曜日)、4年ぶりにカリフォルニア州サンノゼ市の海外研修プログラムが催行され、7名の学生(1年生2名、2年生5名)が参加しました。

出発前学習と準備

参加学生達は、事前学習として、研修中の安全・健康管理のための講義を受け、大学・宮崎を紹介するプレゼンテーション、高齢者介護施設の利用者さんとの交流(高齢者の身体の動きとコーディネーションに焦点を当てた紙風船を使ったアクティビティ)の準備、現地高校生や大学生との交流のための出し物などの準備を行いました。

現地での研修日程

3月9日 土曜日 (1日目)

福岡空港集合→仁川空港経由→サンフランシスコ空港
CalTrainでサンノゼ駅へ。コーディネーターと合流し、夕食後、それぞれのホームステイ先へ。


3月10日 日曜日 (2日目)  ホストファミリーディ

ホストファミリーと交流しながら、生活体験、異文化体験
・教会で礼拝体験
・シリコンバレーでアップルとグーグル本社見学
・学生はホストファミリーの夕食準備のため、中国系のスーパーにて買い物をし、それぞれの家で学生が日本の手料理を作る


3月11日 月曜日 (3日目)

午前 サンタクララバレーメディカルセンターで日本人のリハビリテーション専門医による病院見学と説明・質疑応答 (Dr. Kazuko Shem)

午後 現地で個人とカップルカウンセリングをされている日本人のアメリカ認定カウンセラーから、医療従事者とクライエントのメンタルヘルスに関する講義・質疑応答


3月12日 火曜日 (4日目)

午前 Los Gatos高校で日本語クラス学生との交流
本学生が自己紹介と日本・宮崎・本学の紹介発表と日本語のゲームを行った後、生徒とのバイリンガル交流

午後 キャニオンスプリング急性期後ケアセンター見学、日本人の作業療法士(吉川雅子氏)よりOTに関する講義・質疑応答


3月13日 水曜日 (5日目)

午前 サラトガ高校で日本語クラス学生との交流
本学生が自己紹介と日本・宮崎・本学の紹介発表と日本語のゲームを行った後、生徒とのバイリンガル交流
ミッションカレッジ看護プログラムシミュレーションルーム見学・カリキュラム説明・学生交流

午後 San Jose City Collegeで日本語クラス学生との交流
本学生が自己紹介と日本・宮崎・本学の紹介発表と日本語のゲームを行った後、学生交流と学生によるキャンパスツアー


3月14日 木曜日 (6日目)

午前 サンノゼ州立大学ウェルネス(保健)センターでセンター長と正看護師より見学・説明

午後 サンノゼ州立大学看護学部の授業に参加し、シミュレーションラーニングより気管切開チューブ交換演習


3月15日 金曜日 (7日目)

午前 日系人コミュニティ老年サービス(友愛会)でのレクチャー(本学学生のコロナ感染により、利用者の感染予防のため交流は中止)

午後 「日系人の歴史を知る」 サンノゼ日系人博物館見学とJapan Townツアー

夕方 ロスガトス高校でダンスパーティーに参加


3月16日 土曜日 (8日目)

ホストファミリーデー
学生がそれぞれのホストと一緒に最後の日を過ごす


3月17日 日曜日 (9日目)

サンフランシスコへ移動
ホテルに到着後、ホテルで学生企画研修の確認ミーティング


3月18日 月曜日 (10日目)

サンフランシスコで学生企画研修(グループ別テーマ学習)
学習テーマ例:サンフランシスコとサンノゼを比較する(気候、交通、生活環境、街や施設の特徴など)、食文化を学ぶ、歴史を知る


3月19日 火曜日 (11日目)

午前・午後 サンフランシスコで学生企画研修(グループ別テーマ学習)

夕方 サンフランシスコ空港へ移動


3月20日 水曜日 (12日目)

移動


3月21日 木曜日 (13日目)

仁川空港経由→福岡空港到着 解散

1 医療・看護に関する学び

 サンノゼでは、学生たちは、現地コーディネーターと共に、3次医療・教育・研究病院(サンタクララバレーメディカルセンター)、リハビリ・長期ケア・ホスピスサービスを提供する急性期後介護老人ホーム(キャニオンスプリング急性期後ケア)、ミッションカレッジ看護学科、サンノゼ州立大学看護学部、サンノゼ州立大学のウェルネスセンターを訪問し、カウンセラーと作業療法士(OT)のお話を聞きました。

サンタクララバリーメディカルセンター見学
サンタクララバリーメディカルセンター見学
現地のカウンセラーのレクチャー
現地のカウンセラーのレクチャー
サンタクララバリーメディカルセンター
サンタクララバリーメディカルセンター
キャニオンスプリング急性期ケア
キャニオンスプリング急性期ケア
ミッションカレッジ看護学科学生
ミッションカレッジ看護学科学生
ミッションカレッジ看護学科の見学
ミッションカレッジ看護学科の見学
サンノゼ州立大学看護学部の先生と
サンノゼ州立大学看護学部の先生と
サンノゼ州立大学看護学部の演習の様子"
サンノゼ州立大学看護学部の演習の様子

 学生たちの記録からも分かるように、学生は、衛生行動、多文化的ケア、健康保険制度、シミュレーションモデルの実習など、アメリカの医療制度と現在学習中の日本の医療制度の違いを認識することができていました。

学生の記録より

  • 病院に勤務している人たちがユニフォームを着たまま外を歩いているのを見た。聞くと靴を変える人がたまにいるくらいで、ユニフォームのまま買い物に行ったり、帰宅したりする人がほとんどらしく、とても驚いた。日本では菌を持ちこんだり持ち出したりするリスクがあるので絶対にありえないこと。
  • バリーメディカルホスピタルの案内板には、英語だけでなく、スペイン語やベトナム語でも表示されていた。アメリカでは、様々な国から人が集まるので、人の価値観や文化は様々でまた多様な背景を持っている。
  • 病院内の様々な部屋を見させてもらった。体重が重い人が移動できるようにシャワー室までリフトがのびていたり、ADL回復のために台所がリハビリ室に設置されていたりと、日本では見ないような施設がいくつもあり驚いた。リフトがあるのはアメリカならではなのかなと思った。
  • 日本人カウンセラーの方のお話で、「自分の力が限界を感じても、自分を責める必要はない。できないなら他に頼めばいい」という言葉があった。日本人は、自分を責めてしまう人が多いのに比べ、アメリカ人は物事をポジティブに考え、周りの人と協力することが多いと感じた。
  • 日本人カウンセラーの方のお話で、看護師という職業はどこも大変でセルフケアが大切だと話されていた。健康であるためにはストレスのない生活が重要であると話されていて、自分の性格と照らし合わせながらどうすればうまくセルフケアができるかなと考える。良い機会になった。
  • アメリカには日本のような医療保険制度がなく、医療費が高額。また、日本のような訪問看護制度も整っていないので、指示がないと介入できない。すべての人に平等な医療を提供するという面では日本の方が優れていると感じた。
  • アメリカ人は自分に必要な情報は自分で得るという姿勢が強いが日本人は受け身な人が多い。インフォームド・コンセントを行う際に違いを感じると思った。
  • 友愛会にて 日本のように地域包括ケアのような制度が整っていないからこそ、このようなデイケアサービスが重要な役割を持つということを学んだ。
  • 看護師になるための試験に受かっても抽選で選ばれる。日本とは全然違って看護師になることの難しさが全然違うと感じた。
  • ナースエイドにもレベルがある。日本よりも細かくレベル分けされていて驚いた。
  • ミッションカレッジ看護学部では、実技練習が多い。モデルで練習してたくさん失敗させ、臨床に出てからなるべく失敗しないような工夫がされている。日本では約半年臨床に出て学ぶが、アメリカではモデルで経験を積みインターンを通して臨床に出るための訓練も重ねる。
  • ミッションカレッジ看護学部の患者モデルが実際の人間の状態に近く、臨床に出てから役に立つ。日本の看護学部では患者役も学生がする事か多い。臨床で特に役立つのはミッションカレッジの方だと感じたが、患者さんの気持ちを理解できるのは日本の方だと感じた。
  • ミッションカレッジ看護学部にて 先生が遠隔操作で人形を動かして、生徒が練習して、その様子を別室で他の生徒がみて話し合う。看護大学では、そういう風に授業していないので新鮮だった。
  • サンノゼ州立大学では、ナース服を着用し、現地の看護学生と一緒にマネキンを使って気管切開をしている患者のカニューレ交換などを行った。看護大では模型を使うか学生同士で演習することが基本であるため、すごく新鮮でありより実践的な演習ができた。
  • サンノゼ州立大学看護学部にて 吸引の練習をさせてもらった。これまで、衛生環境はどこまで配慮されているのか気になっていたが、日本と同じように無菌操作も徹底されていて安心した。

2 異文化体験による学び

 高校と大学の日本語クラスに参加したり、高校の交流会に参加したり、サンノゼ日系人博物館やジャパンタウンを見学したり、ホストファミリーと一緒に過ごしたりする中で、学生は学校文化、言語とコミュニケーション、外国の方との交流、食文化など、自国とは異なる文化的側面を認識することができました。

1年生とホストファミリー
1年生とホストファミリー
2年生とホストファミリー
2年生とホストファミリー
ホストファミリーデーに教会訪問
ホストファミリーデーに教会訪問
ホストファミリーへの日本手料理
ホストファミリーへの日本手料理
ロスガトス高校での発表の様子
ロスガトス高校での発表の様子
サラトガ高校
サラトガ高校
サンノゼ市立カレッジの日本語クラス
サンノゼ市立カレッジの日本語クラス
サンノゼ市立カレッジの日本語クラス
サンノゼ市立カレッジの日本語クラス
サンノゼの日系アメリカ人ミュージアム
サンノゼの日系アメリカ人ミュージアム
ジャパンタウンの仏教教会
ジャパンタウンの仏教教会

学生の記録より

教育機関や制度の違い

  • ロスガトス高校の人と会話をするために図書館に行った。入るときから全体に響く声でしゃべったり、勉強している人に場所を変えてもらったりしていた。日本では図書館は静かにするところだし、勉強している人を優先することが多いため、驚いた。
  • 授業中私語が多くても気にしてない様子だった。日本なら、静かに先生や発表している人の話を聞くという文化なので新鮮だった。
  • サラトガ高校には、様々な国から通う人がいて、神奈川県から単位を取る為に通っている人もいた。アメリカには飛び級制度があったり、幅広い国や地域から通う人がいるので、それぞれの人に合わせた教育ができていると感じた。
  • サンノゼ州立大学での授業にて 先生がデモンストレーションしてくれた。看護大では映像を見るだけなので、先生がデモンストレーションすることで細かいところもみることができてよいと思った。
  • サンノゼ州立大学での授業にて 学生が先生に積極的に意見を述べていた。私たちは積極的に発表したり、先生に意見を言ったりしないので、向上心の違いを感じた。私ももっと積極的になろうと思った。
  • 学食がいろんな国の人に対応したメニューだった。それぞれの文化を尊重した空間だと感じた。
  • ロスガトス高校のダンスパーティに行ったとき、高校生が音楽に合わせて楽しそうに踊ったり、大きな声で歌っていたり、どの場面も新鮮に感じた。日本とアメリカの文化の違いを感じた。

日本語のクラスでの気づき

  • 日本語の文法を外国の人が学んでいるところを初めてみた。よく文法を意識せずに英語を話しているという外国の人がいて、本当かなと思っていた。実際、日本語のクラスをきいていて、「そうだったんだ」と気づかされることが多く、言葉の意味が理解できた。
  • 日本語クラス(Jan Jose City College)の生徒に成人式の振袖の写真を見せたところ、誰よりも驚いてくれた。日本の文化としてやはり着物は代表的なものだと実感した。
  • サラトガ高校の高校生と交流した。すごく大きな高校で大学みたいな広さだった。サラトガ高校の学生は日本のことにすごく興味があり、日本語も上手でコミュニケーションをとるのがとても楽しかった。日本のリズムゲームやアニメが好きな子もいて、自分の国のことを好きと言ってもらえることが嬉しかった。
  • サンノゼ市立大学では日本語を勉強している大学生と交流した。ここの大学もとても大きいと感じたが、現地の学生は小さい方だと言っていてもっとびっくりした。私たちとの交流をとても楽しみにしてくれており、最後には連絡先も交換して写真をたくさん撮り、とても楽しい思い出ができた。

コミュニケーション

  • ウインチェスターミステリーハウスでツアーガイドが最後に、「Have a good day!」と言い、お客が「Thank you Emma!」と返していた。1対1とかで言われることに対し、礼はいうけど、集団の中から気さくに返せるのはすごく気持ちがいいなと感じた。
  • 列に並んでいるのかをフレンドリーに聞いてきた。日本は何も聞かないか、近づいて丁寧に聞くことが多いので、フレンドリーさにびっくりした。
  • 目が合った時に笑顔を向けてくれる。日本では目が合ったらすぐにそらす人がほとんど。
  • スーパーで買い物をしている時、人とすれちがう時に“excuse me”を言っていることに気付いた。日本では軽く会釈するか、小声で「すみません」と言うことが多く、アメリカ人のフレンドリーな性格を感じた。
  • ショッピングモールで、知らない人にも積極的に挨拶して、コミュニケーションを取っていた。日本では知らない人にはあまり挨拶しないので、アメリカ人の積極的に人と関わろうとする姿勢に感心した。
  • 教会で開催されていたイベントにて 初めて来た私たちに対して嫌な顔をする人が一人もおらず、みんなフレンドリーだった。受け入れてくれていると実感ができるのはこれほど嬉しいことなのだとわかった。
  • 店員さんと目が合ったとき、とてもにこやかにHello!と言ってくれたので、思わず笑顔でHello!と返した。日本の場合、目が合ってもそらすだけなので、やはり人の目を見て笑顔で挨拶することは重要だと実感した。
  • 学食にてランチを注文するときに「ホワイトライス」と伝えたはずが、「フライドライス」になっていて、私の発音が悪かったんだろうなと思った。次からきちんと伝わっているか確認していこうと思えたし、これもまた良い思い出だと感じた。

商業施設での気づき

  • お店で会計するとき「端数はいらない」と言われていた。日本でバイトがそんなことしたら問題になるため海外のルーズさに驚いた。
  • 体型を気にせず、自分の好みのファッションをしている人が多いと感じた。日本では体型を気にして本来好きなファッションをしない人も多いのでボディポジティブの考え方が日本にもっと必要だと思った。
  • 金額が小さかったので現金で支払うと、18ドルのお釣りのはずがレジに小銭がないからという理由で0.16ドルだけもらった。全く不満はなかったが、アメリカらしいのかな、日本ではありえないことなのですごいなと思いながら店を出た。

日本人との違い

  • 日本人だからすぐに日本の空港を通ることができた。そのことを中国人が納得できないようで大声で何かを言っていた。少し考えたら理不尽でないとわかることを、公共の場で主張するのがすごいと思った。日本なら、文句があってもだまっていることが多いので新鮮だった。
  • Japanese-American Museumにて 日本人が農業において優れていたことを知った。昔から日本人には技術力があったのだとうことを実際の道具を見る中で知った。
  • Japanese-American Museumにて 日本人が当時生活していた生活の場や空間を見た。トイレに扉がついていなかったり、壁が薄くて生活音が漏れてしまったり、決して満足のいくような生活ではなかったんだなと思ったし、この環境下でいろいろな道具を発明した日本人はすごいなと感じた。案内してくださった方が日本人であることに誇りをもってほしいと話されていたことがとても印象に残っている。

食生活

  • 朝、ホストファミリーとパンケーキを食べに行った。量がとても多くて日本では考えられないと思った。
  • ゲーリーさんがニンニクがたっぷりのったパンを焼いてくれた。ニンニクがガツンときて美味しくてスタミナがついた。私がコロナでプレゼンができなかったこともあり、順子さん家で日本の病院のおもしろい仕組みを説明した。とても緊張したけど、良い機会になった。
  • サンノゼで初めて食べたのは「FIVE GUYS」のハンバーガーとポテトだった。友人とポテトを半分こしようとしていたら、紙袋にとんでもない量のポテトが入っていて本当にびっくりした。スコップのようなもので何回も入れていたので、さすがアメリカン‼と思った
  • レイさん家で初めて食べる朝食。レイさんは中国出身ということから、Chinese スーパーによく行くらしく、出てくる食材もいろんな国の見たことも聞いたこともないものばかりだった。ローズジャムやベビーキャロットなど初めて食べるものばかりですごく新鮮だった。

衛生面

  • ゴールデンゲートブリッジのトイレがとても汚かった。トイレットペーパーがちらかっていたり、ゴミがおちたりしていた。日本では考えられないくらい汚くて驚いた。
  • トイレがすごくつまりやすかった。ペーパーの量を気にしながら流すことはあまりなかったので、とてもこわかった。日本の感覚で使うといけないことがわかった。

インドネシア研修プログラム

2019年9月4日から15日の11泊12日日程で、2年生6名と教員1名が参加しました。
現地の人々との交流を通して、インドネシアの文化や習慣の違いに触れる貴重な体験ができた研修でした。

大学生との交流

イッサン看護大学(IMC)では日本での研修準備学習中の学生達と交流しました。学生達と一緒にショッピングモールに出かけ、文化、宗教、食生活など様々な気づきがありました。インドネシア大学では、卒業生に案内していただき、その方の生活の様子などを聞くことができ、看護学生の生活や就職の状況、国の制度の違いなどを学ぶことができました。

バニサレ大学では本学の教員とバニサレ大学の教員が交互で講義を行い、本学からは、精神科看護の地域支援について説明をしました。学生交流では相互に大学が所在する国や地域の特徴、大学の紹介を行い、学生は歌やダンス、浴衣体験などに積極的に興味を示していました。また、ボゴールクリニックに参加した学生たちは地域で開催される1カ月に1回の母子保健に参加させていただきました。

イッサン看護大学での交流
イッサン看護大学での交流
インドネシア大学で講義を待つ学生
インドネシア大学で講義を待つ学生
バニサレ大学で日本、大学の紹介をする学生
バニサレ大学で日本、大学の紹介をする学生
ボゴール精神病院で出し物をする学生
ボゴール精神病院で出し物をする学生
ボゴール精神病院見学

ボゴール地区にある国立精神科病院(RS.dr.H.Marzoeki Magdi Bogor)を訪問しました。インドネシア最大規模で最古の歴史を持つ精神科病院であり、精神科医からインドネシアで行われている退院支援、地域生活支援の説明がありました。病院内を見学した後、学生は患者さんの前で日本の歌などを披露しました。“上を向いて歩こう”の手話の説明し、手話付きで歌を歌うと患者さんも学生の動きに合わせて手話を行いました。

宗教、文化の体験

インドネシア最大規模のモスクMengunjungi MasjidIs tiqlal を訪れ、礼拝の様子やモスク内の施設見学をしました。インドネシアのイスラム教は多種の宗教の共存を認める考えがあることなどの説明がモスクのガイドからあり、宗教に関して国際的な問題が頻発することを知る学生にとってはインドネシアのイスラム教徒の寛容さを知る機会になりました。

また、織物博物館にてロウを溶かして布に模様を描き、その布に色付を行うバティック体験をしました。途中でロウが多く垂れて、思い通りに描くことができずに苦労しましたが、現地の人が作成したバティックに繊細な模様が描かれているのを見て学生は現地の人の技術の高さに感動しました。

モスクMengunjungi MasjidIs tiqlal
モスクMengunjungi MasjidIs tiqlal
織物博物館でのバティック体験
織物博物館でのバティック体験

これら以外にも、日本の国家試験合格を目指しているインドネシア看護師の勉強会を見学させていただいたり、日本人祭りへの参加、タマン・ミニ博物館見学などをしました。宿泊したホテルの天井にもメッカの方向を示した“kiblat”というステッカーが貼ってあることが分かり、宗教と生活のつながりを感じたり、交流を通して食習慣の違い、考え方の違いから改めて日本人の生活や考え方を意識して考える機会となりました。

台湾研修プログラム

ただいま準備中です。

チェンマイ大学看護学部留学生受け入れプログラム

このプログラムは、タイのチェンマイ大学看護学部からの留学生を受け入れることにより、本学学生が国際交流の場を得て、異文化理解を深めること、留学生には、異文化・生活体験の場を提供することを目的としています。 

2006(平成18)年度よりチェンマイ大学での研修プログラム、2008(平成20)年度よりチェンマイ大学生の受け入れプログラムを開始し、交換留学プログラムとして実施されています。新型コロナウイルス感染症の影響で3年間中止していた交流プログラムでしたが、令和5年度は5月21日から27日の1週間、学生5名と引率者1名をお迎えしました。  

本学での講義や演習を体験し、宮崎市内の病院・施設などを見学しました。救急医療サービス、地域での健康づくり活動など様々な保健医療の実践について学び、地域の方々との交流や学生宅でのホームステイを通して、日本の生活や慣習に触れることができました。

学生ホストボランティアの声

2年生 森田 侑さん

 私は海外研修に参加したいと考えていましたが、海外へ行った経験はなく、英語もそれほど得意というわけではなかったため、参加しても大丈夫だろうかと迷っていました。そんな時にタイのチェンマイ大学の学生ホスト募集を知りました。留学生との交流を経験すれば、友人もでき、自分が海外研修でタイに行くことになっても心強いだろうと考え、応募しました。今まで習った英語の知識がどれだけ役に立つのだろうか、ちゃんと話を繋げられるだろうか、タイの学生がリラックスできる環境を提供できるだろうかと心配は尽きませんでした。  

 実際に対面した時、英語がなかなか出てきませんでした。知っている単語とジェスチャーを駆使してなんとか伝えようとすると、相手も頑張って理解しようとしてくれたので、コミュニケーションは十分にとることができました。大切なことは、英訳できないからと会話を諦めるのではなく、とにかく口に出して言ってみることだなと感じました。  

 講義が終わった後は、観光に行ったりショッピングをしたり、夜は外食したり一緒に料理を作ったり、普段友達と遊ぶ時のような感覚で1週間では足りないほど楽しい時間を過ごしました。その間にお互いの国のことを話したり、簡単なフレーズを教え合ったりと1日1日が非常に充実していて、とても貴重な経験をしました。また、同じホストボランティアという立場から、これまで交流がなかったクラスメイトや先輩方とも繋がりを持つこともできました。心配していた海外研修も、研修先をタイにしたので、今回宮崎に来てくれた学生たちにまた会えることを考えると、今では楽しみの方が大きいです。

本学2年生のホストさんとチェンマイ大学学生のゲストさん
ホストボランティア学生とチェンマイ大学留学生
一緒にお好み焼きを作りました
一緒にお好み焼きを作りました