大学からのお知らせ

神話のふるさと県民大学「文学作品と語り」

 令和5916日、宮崎県庁防災庁舎にて「文学作品と語り」と題した神話のふるさと県民大学が開催されました。今回は、作家の三浦しをん氏をお招きし、前半では三浦氏とMRT宮崎放送の加藤沙知アナウンサーの対談、後半は本学の大館真晴教授が登壇し、三浦氏の最新の小説「墨のゆらめき」を題材に3人による鼎談が行われました。 

 三浦氏の小説「墨のゆらめき」は、本作が出版される前に、小説を耳で聞く「Audible(オーディブル)」という新しい企画で配信されており、会場では加藤アナウンサーの朗読による「Audible」を来場者の皆さんと一緒に体感する場面もありました。 

 三浦氏は、現代は本を読むこと(文字を読む)に特化してきている傾向にあるが、神話や神楽のように耳で聴いたり、朗読で味わったりするなど、読書のいろんな在り方にもう一度立ち返ってもいいのではないかと語られました。また、神話や神楽などの物語は、今の小説や映画、ドラマの中での人の心の動きとそれほど変わっていない、そういうところに気をつけてみると神話もより身近に感じられ楽しめるとメッセージを送られました。 
 大館教授は、宮崎の祭りや神楽、神話も、三浦先生の最新の本と構造的にはそんなに変わらないもので、何気ない日常の身の回りを見つめれば、大切なものが見つかるかもしれませんよ、と語りました。 

 三浦氏の明るい人柄と3人が繰り広げるトークに、時折、会場からくすっと笑い声が聞こえるような楽しい講座となりました。 

「神話のふるさと県民大学」をYouTube配信しています。(令和6年3月末日まで) 

左から 作家 三浦しをん氏、本学 大館真晴教授、MRT宮崎放送アナウンサー 加藤沙知氏
会場内の様子