資格認定看護師教育
看護研究・研修センター
特定行為研修(令和8年度開講)
令和8年度感染管理認定看護師対象の特定行為研修開講のお知らせ
令和8年3月5日付けで厚生労働大臣から特定行為研修指定教育機関として指定を受け、4月8日に県内の感染管理認定看護師を対象とした特定行為研修を開講しました。

特定行為研修について
基本理念
特定行為研修全体に関連し、特定行為研修は、チーム医療のキーパーソンである看護師が、患者及び国民並びに医師及び歯科医師その他医療関係者から期待される役割を十分に担うため、医療安全に配慮し、在宅を含む医療現場において、高度な臨床実践能力を発揮できるよう、自己研鑽を継続する基盤を構築する。
さらに、生命の尊厳を基盤とした豊かな人間性と多職種と協働できる協調性、特定行為分野における実践的な理解力・思考力及び判断力ならびに高度かつ専門的知識及び技能を身につけ、看護の質の向上と、人々の健康と保健・医療・福祉の向上に寄与できる看護職者の育成を目指す。
目標
共通科目
- 多様な臨床場面において重要な病態の変化や疾患を、臨床推論力・病態判断力を活かし包括的にいち早くアセスメントする基本的な能力を身につける。
- 多様な臨床場面において必要な治療を理解し、科学的根拠をもとにケアを導くための基本的な能力を身につける。
- 多様な臨床場面において患者の安心に配慮しつつ、必要な特定行為を安全に実施する能力を身につける。
- 問題解決に向けて多職種と効果的に協働する能力を身につける。
- 自らの看護実践を見直しつつ標準化する能力を身につける。
区分別科目
- 多様な臨床場面において当該特定行為を行うための知識・技術及び態度の基礎を身につける。
- 多様な臨床場面において医師又は歯科医師から手順書による指示を受け、実施の可否、実施及び報告の一連の流れを適切に行うための基礎的な実践能力を身につける。
開講する区分別科目
- 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
- 感染に係る薬剤投与関連
スケジュール

研修内容
共通科目
| 科目名 | 研修方法/時間数 | 評価方法 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 講義 | 演習 | 実習 | 評価 | 合計 | ||
| 臨床病態生理学 | 26 | 4 | 1 | 31 | 筆記試験 | |
| 臨床推論 | 23 | 17 | 6 | 1.5 | 47.5 | 筆記試験 各種実習の観察評価 |
| フィジカルアセスメント | 14 | 20 | 12 | 2 | 48 | 筆記試験 各種実習の観察評価 |
| 臨床薬理学 | 34 | 13 | 2 | 49 | 筆記試験 | |
| 疾病・臨床病態概論 | 29 | 13 | 1.5 | 43.5 | 筆記試験 | |
| 医療安全学 | 16 | 5 | 3 | 1 | 25 | 筆記試験 各種実習の観察評価 |
| 特定行為実践 | 10 | 11 | 3 | 1 | 25 | 筆記試験 各種実習の観察評価 |
| 合計時間数 | 152 | 83 | 24 | 10 | 269 | |
※「演習」とは、講義で学んだ内容と基礎として、少人数に分かれて指導者のもとで、講義や発表を行う形式の授業
※「実習」とは、講義や演習で学んだ内容と基礎として、少人数に分かれて指導者のもとで、主に実技を中心に学ぶ形式の授業
※「講義」と「演習」はeラーニング教材を使った個人学習と集合研修があり、実習は全て集合研修
※「実習」の観察評価は実習時間に含む
※「令和8年度特定行為研修 授業概要(別添)」には各科目の総時間数は、評価時間を除く時間を掲載する
区分別科目
| 区分別科目名 | 時間数 | 評価方法 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 講義 | 演習 | 実習 | 合計 | ||
| 栄養及び水管理に係る薬剤投与関連 | 15 | 3 | 各5症例 | 18 + 各5症例 | 筆記試験 実習の観察評価 |
| 感染に係る薬剤投与関連 | 19 | 10 | 5症例 | 29 + 5症例 | 筆記試験 実習の観察評価 |
※栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連はeラーニング(個人学習)と一部集合研修で行う
※感染に係る薬剤投与関連は、すべて集合研修で行う
※実習の観察評価は実習の時間に含む
以下の特定行為毎に5症例を経験する。
| 区分 | 特定行為名 | 症例数 |
|---|---|---|
| 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 | 5 |
| 脱水症状に対する輸液による補正 | 5 | |
| 感染に係る薬剤投与関連 | 感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与 | 5 |
開講式
令和8年4月8日水曜日に、感染管理認定看護を対象とした特定行為研修の開講式を執り行いました。 令和8年度は県内医療機関に勤務する感染管理認定看護師の3名が受講します。

長鶴美佐子学長から、「特定行為研修の受講生として、これから1年間仕事との両立を図りながら学びを深めていただきたい。」との式辞がありました。

公益社団法人宮崎県看護協会 会長 久保敦子様から、研修開始にあたり、受講生の皆さまへ温かい御祝辞をいただきました。

受講生宣誓では県立延岡病院の中武和利さんが「これまで感染管理認定看護師として築き上げた知識や経験を基盤としながら、特定認定看護師を目指して日々精進していく」と決意を述べました。
