神話のふるさと県民大学~リレー講座が始まりました

県みやざき文化振興課と本学が連携し、地域貢献等研究推進事業「神話のふるさと県民大学開催事業」の一環として、みやざきの神話を楽しく学ぶ「神話のふるさと県民大学~リレー講座」が始まりました。

神話のふるさと県民大学は、「記紀編さん1300年事業」として掘り起こされた本県の神話や伝承、神楽などについて、宮崎県民の方々に知っていただき、次世代へと継承していくため、県内外の多彩な講師によるリレー講座、講演会、神楽の紹介などを行っているものです。

今年度のリレー講座の初回は、本学の大館真晴教授と埼玉大学飯泉健司教授、二松学舎大学塩沢一平教授の三名による講演でした。「神話の源流を学ぶ」というテーマで令和7年9月20日土曜日に県防災庁舎で開催しました。

開会は、本学の米良勝也理事長による挨拶から始まり、最初に、大館教授が「日向国風土記の源流を求めて」と題して、「日向国風土記逸(いつ)文(ぶん)」の「高(たかひの)日村(むら)」について書かれた15文字が新たに発見されたという話題を中心に話され、参加者も聞き入っていました。

次に、飯泉教授は「日向(ひむか)のちから」と題して、日向の力とは何なのか、日向がなぜ宮﨑なのかについて時折ジョークを交えながら講演されました。

最後は塩沢教授が「新婚の恋歌のルーツ宮崎 応神、仁徳期から考える」と題して、『日本書紀』に記された宮崎を舞台にした神婚(新婚)の恋歌について、Q&A形式で講演されました。 どの講演も、宮崎がなぜ「神話の源流」であるのかを分かりやすく解説し、集まった参加者の方々にとって満足のいく内容であり、有意義な時間となったようです。

当日の講演はこちらから視聴できます外部リンク