教員交流
国際交流活動

教員交流
精神看護学の研究チーム (川村道子、葛島慎吾)は、「異文化圏における精神疾患患者へ看護の考え方の比較検討」のテーマで、2019年度よりインドネシアのメディストラ大学(STIKes Medistra Indonesia)と共同研究を行っています。各国のさまざまな事情の中で精神疾患患者の基本的人権が否定されることがなく、健康回復につながる確かな取り組みを進めたいという気持ちが一致し、2022年度は、共同研究を実施しました。メディストラ大学(STIKes Medistra Indonesia)のLisna Agustina先生他3名の研究チームとともに、精神疾患患者に対する看護の考え方の国際比較を検討するための視聴覚教材(日本語版、インドネシア語版)を作成しました。両国の看護学生25~30名を研究協力者として募り、各国で視聴覚教材の視聴をしてもらいグループインタビューを実施、内容分析を行い両国間の比較を行いました。両大学とも新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を講じながら一部オンラインでの実施となりました。インタビュー分析によって、それぞれの国の考え方の特徴が見えてきました。今後の共同研究の第2段階は看護教員の考え方を比較検討し、第3段階は臨床看護師の考え方の比較検討を実施する予定です。

