各プログラム紹介
国際交流活動

チェンマイ大学留学生受け入れプログラム
このプログラムは、タイのチェンマイ大学看護学部からの留学生を受け入れることにより、本学学生が国際交流の場を得て、異文化理解を深めること、留学生には、日本の文化や生活体験の場を提供することを目的としています。
2006(平成18)年度よりチェンマイ大学での研修プログラム、2008(平成20)年度よりチェンマイ大学生の受け入れプログラムを開始し、交換留学プログラムとして実施されています。令和6年度は5月19日から25日の1週間、学生5名と引率者1名をお迎えしました。 滞在中は、本学学生宅にホームステイをしました。
留学生は、本学での講義や演習への参加、宮崎市内の病院・施設などを見学しました。各施設のスタッフの地域の方々との交流や学生宅でのホームステイを通して、日本の生活や慣習に触れることができました。また、本学学生にとりましてもホストを体験した学生だけでなく、他の学生も交流するさまざまな機会を持つことができ、海外への興味・関心を広げることができました。
ホスト学生の声
2年生 市來 仁織
私は、海外研修に参加したいと考えていました。しかし、海外へ行った経験がなく、英語もそれほど得意ではなかったため、参加しても大丈夫だろうかと迷っていました。そのような時にタイのチェンマイ大学学生のホスト募集のお知らせを聞いて、ここで海外の人とのコミュニケーションを少しでも経験しておきたい、友人ができれば、自分が海外研修でタイに行くことになった時に心強いだろうと考え、応募しました。高校までに習った英語の知識がどれだけ役に立つだろうか、しっかりと話を繋げられるだろうか、母国から離れる留学生にとってリラックスできる環境を提供できるだろうかと心配事が尽きませんでした。
留学生達が宮崎に到着した1日目、最初は実際に話そうとすると習ったはずの単語や勉強したはずの英語がなかなか出てきませんでした。しかし、知っている単語を繋げてジェスチャーなども駆使してなんとか伝えようとすると相手も頑張って理解しようとしてくれて、コミュニケーションを十分にとることができました。コミュニケーションをとる上で大切なことは、英語ができないと思って会話を諦めるのではなく、とにかく口に出して言ってみることだと感じました。
大学の講義が終わった後は観光地に行ったり、ショッピングをしたり、夜は外食をしたり、一緒に料理を作ったり、普段友達と遊ぶ時のような感覚で、1週間という時間では足りないほど楽しい時間を過ごすことができました。お互いの国のことを話したり、簡単なフレーズを教え合ったりして、1日1日が非常に充実していて、私にとっても貴重な経験をすることができました。また、同じホストボランティアという立場から、これまで交流が無かったクラスメイトや先輩方とも繋がりを持つこともできました。心配していた海外研修は研修先をタイにしたため、今回宮崎に来てくれた学生たちにまた会えることを考えると、今では楽しみの方が大きいです。




1年生 下新原 愛音
「楽しそう!」と思ったのがホストボランティアに応募したきっかけでした。もともと国際交流に興味があったため、初めから不安は全くなく、チェンマイ大学の学生さんを迎えました。
日本に来る1週間ほど前からメールやLINEで連絡を取っていたので、どんなことをしたいかなど、事前に計画を立てられたことは後々役に立ったと思います。
初めて会った瞬間は、何を話そうか迷ったり言いたい英語が出てこなかったりしましたが、同じホストの先輩方に支えられ、1日目を終えました。家では特に困ることもなく、一緒に皿洗いをしたり洗濯物を干したり、むしろいつもより楽しく快適に過ごすことが出来ました。朝は自転車で通学し、2人で写真を撮り合ったり通学路にある建物や街の説明をしたりして、ジェスチャーが使えないのでかなり英語力が鍛えられたと思います。5日目くらいには、留学生が私に学校までの道を案内できるまでになりました。学校が終わった後は、ご飯を食べに行ったり、ショッピングに行ったり、花火をしたり、充実した時間を過ごしました。メニューをすべて英語で説明するのは難しかったので翻訳アプリを使うこともありましたが、ほとんどジェスチャーと自分なりの英語表現で伝えることが出来たと思います。
約1週間一緒に過ごしてみて、今、楽しかった思い出ばかりが思い浮かんでいます。お互いの誕生日にはプレゼントを送りあったり、LINEで連絡を取りあったり、歳が5歳離れているので姉妹のような関係になりました。この機会がなければ出会うことはなかったと思うので、応募してよかったと心から思っています。来年、タイに旅行に行こうと思っているので再会出来る日が楽しみです。


